World Cup 2010 South Africa closed

ワールドカップ南アフリカ大会がスペインの優勝で幕を閉じた。

spain
決勝の試合内容はともかく、スペインはユーロ2008とワールドカップの連続優勝という形になりまさしくスペインは”無敵艦隊”となった訳だ。

今大会は各国スター選手を抱えながらなかなか結果を残せないチームが多く、ボールや高地の条件も有り残念な部分も有ったが、ベスト4に残った各国の顔ぶれはそれぞれ特長のあるものだった。

ウルグアイは3位決定戦には敗れたものの、今大会MVPをとったフォルラン・スアレスのFW陣がすばらしかった。特にフォルラン。この選手は過去にマンチェスターUに所属していたのだが、当時はスタメンを勝ち取るまでにはいたらず、出場機会を求めてスペインのアトレティコ・マドリーに移籍し得点王にもなり活躍していただけに、今回の活躍は個人的にうれしかった。

今大会の3位になったドイツ。この国はいつも通り前評判はそんな高くなく、しかも、大会直前にエースのバラックをケガで欠くことになった。このことがきっかけになったのかはわからないが、個人的には今大会で一番びっくりしたチームだった。今までなら、攻撃を仕掛けるときには一度バラックを経由して組み立てているイメージだったが、欠場によりチームはよりスピーディーなパス回しと中盤以降の選手の飛び出しスピードに乗ったカウンターアタックなどがうまく機能したチームになっていた。平均年齢が若く、国を挙げて取り組んできたプロジェクトが間違っていなかったようだ。若手の中で想像以上の活躍を見せたミュラー、エジルの存在は大きかった。

Uruguay 2-3 Germany (Highlights)

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優勝候補のひとつだった準優勝のオランダ。このチームの中心選手はなんと行ってもロッベン・スナイデル。彼らはレアルマドリッドから構想外になり、ロッベンはドイツのバイエルンミュンヘン、スナイデルはイタリアのインテルへ移籍し活躍を見せた。両選手の実力はすばらしく、各クラブでは替えの効かない選手である。しかし、今大会のオランダは守備陣の安定感が低かったのとFWのファンペルシーの調子があがらなかったのが敗因のひとつだったかもしれない。

優勝したスペイン。前評判はオランダ同様高く、ユーロを制したときから快進撃を続けスペインの美しいパスサッカーはサポーターを魅了していた。しかし、初戦のスイス戦で黒星スタートを切り、エースとして期待されたフェルナンドトーレスがケガあけの影響で調子が上がってこなかった。どうなるかと思ったのだが、ビジャの活躍やトーレスを外すシステム変更で試合を重ねるごと調子を上げていった。シャビ・イニエスタを中心にスタメンを張るほとんどの選手がバルセロナの選手でありチームとしてのコンビネーションでいえば他の国よりも格段に高かった。

Netherlands vs Spain

それにしてもスペインのすごいところはGK陣。スタメンのカシージャスはレアル、サブはバルセロナのバルテス、リバプールのレイナなど他の国に比べ半端ないメンツだ。

帰国後、マドリッドではパレードが行われスペイン中がお祭り騒ぎだった。しかし、セレモニーの席でちょっとした事件(?)がおこったらしい。
アーセナルFC所属のMFセスク・ファブレガスが、なんとFCバルセロナのユニフォームを着てしまったのです。とゆうか着させられてしまいました。セスク・ファブレガスは元々バルセロナの下部組織出身で若くしてアーセナルへ。アーセナルでは若くしてキャプテンを任せられるほどの選手。(この移籍マーケットの時期には必ずと言っていいほどバルセロナへの移籍が噂されます)リヴァプールのGKペペ・レイナが代表メンバーを1人ずつ紹介していると、FCバルセロナDFカルレス・プジョルとDFジェラール・ピケが、セスクにバルセロナのユニフォームを無理やり着させるとゆう暴挙に・・・セスクも苦笑いするしかなかった様子です。
セスクのバルセロナ移籍を断固として拒否しているアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、これを見て何とも思わなければいいのだが…。
なお、セスクはバルセロナのユニフォームを脱いだ後、カタルーニャ州旗を体に巻いてW杯優勝を祝っていたようです。

セレモニーロングVer.

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